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用語集

ベトナム戦争ポスター

手描きのプロパガンダ

ベトナム戦争中から戦後(1970~79年)にかけて、北ベトナム人の対米意識を宣揚するために大量のプロパガンダ・ポスターが印刷された。その原画を手がけた多くは、などに通う学生や卒業生たちであった。物資が不足していたこの時代、画家たちはポスター制作のために政府から紙(一律50×70㎝)と絵具の支給を受けていたという。ポスターに描かれた主題は、戦時中と戦後によって異なるが、他の社会主義国家と同様、銃を持って闘う母親や女性兵士が頻繁に取り上げられた。政治的プロパガンダであることを差し引いても、そこには祖国解放を夢見てアメリカと闘った人々の生き様や願い、終戦直後のあふれる喜びなどが十分に読み取れる。

 

 

グエン・ニ・ザオ  《ディエンビエンフーの勝利をもう一度》 1972 水彩・紙

ファム・ミン・チー 《人民に永遠の春をもう一度》 1975 水彩・紙

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