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用語集

単色画

究極の韓国的抽象絵画

1970年半ばから韓国で現れた、画材の素材感を生かした形態の反復で画面が均質な単色でおおわれることを特徴とする抽象絵画。欧米のミニマル・アートとの関連から、日本で最も早くから注目されたアジア現代美術の1ジャンルである。画家の作為的な造形を排して単調な作業を繰り返すことで自然との合一を求めるという東洋的な哲学や、李朝白磁などの伝統美術とも美意識において関連する韓国独自の抽象絵画として評価され、2010年代以後は国際市場でも人気を博した。代表的な画家にパク・ソボユン・ヒョングンチョン・サンファキム・チャンヨルらがいる。

 

パク・ソボ(朴栖甫) 描法 No.27-77 1977 油彩、鉛筆・画布

ユン・ヒョングン(尹亨根) 茶青色 337-75 #203 1975 油彩・画布

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