年表一覧｜調べる｜アジア美術資料室

1950年

ネパール

ラナ独裁政権終わる

104年にわたるラナ独裁政権が終わり、マヘンドラ国王により伝統美術の復興と保護、現代美術の発展に向かう。

1950年

韓国

大韓美術協会展始まる

〈朝鮮美術協会〉が〈大韓美術協会〉に改称、「第1回大韓美術協会展」を景福宮美術館（ソウル）で開催。会長はコ・フィドン。

1950年

1月7日日本

「中国木刻集」刊

中日文化研究所、「中国木刻集」刊行
魯迅推奨の紙「西ノ内」を使う。日本各地を巡回した「抗戦八年木刻展覧会」出品作品の抜粋に若干の新着作品を加えたもの。28作家43点掲載。題字は郭沫若、カットは麦桿による。

1950年

1月15日インドネシア

インドネシア美術アカデミー開校

インドネシア美術アカデミー（ASRI ）がジョグジャカルタで開校。

1950年

2月8日日本

日本アンデパンダン展で中国版画

第３回日本アンデパンダン展（2.8–2.17　東京都美術館）
新居広治《高萩にて》出品　ほか飯野農夫也ら出品。コルビッツ5点、中国木刻24点を特陳。

1950年

6月インド

MS大学開校

マハラジャ・サヤジラオ大学がバローダ（現・ヴァドーダラ）で開校。またN.S.ベンドレとサンコ・チョードリーのもとで同大学に美術学部設立。

1950年

6月6日日本

レッドパージ始まる

マッカーサーが共産党中央委員24人を公職追放。

1950年

6月25日韓国、北朝鮮

朝鮮戦争

朝鮮戦争が始まる（1953年7月27日休戦）。

1950年

8月15日インドネシア

インドネシア共和国成立

インドネシア共和国成立。

1950年

8月17日インドネシア

LEKRA（民衆文化協会）創立

LEKRA（民衆文化協会）創立。

1950年

10月1日日本

日中友好協会創立

日中友好協会創立
1966年に文化大革命の評価をめぐって主流派と非主流派に分裂。

1950年

12月台湾

雑誌『新芸術』創刊

『新芸術』創刊。何鉄華を主編とし新芸術運動を展開（1954年2月まで）。

1950s年

パキスタン

パンジャーブ大学美術学部のアンナ・モルカ・アーメド

1950年代、アンナ・モルカ・アーメドがパンジャーブ大学（ラホール）美術学部長を務め、展覧会開催や図録出版をおこなう。

1951年

フィリピン

フィリピン・アートギャラリー始動

近代美術運動を推進するフィリピン・アートギャラリー（PAG)がマニラで設立。

1951年

1月4日韓国

北朝鮮軍がソウルを占領、韓国政府の遷都

中国・北朝鮮軍がソウルを占領、北朝鮮にいた美術家の多くが南に来る。韓国政府は釜山に遷都。

1951年

3月北朝鮮

〈朝鮮美術家同盟〉とグラフィック分科委員会

北朝鮮美術同盟が「朝鮮美術家同盟」に改称、分科委員会を再編して「グラフィック分科」（1960年代初に「出版美術分科」と改称）新設、「印刷美術」を推進。

1951年

9月日本

日米安保条約調印

サンフランシスコ講和条約、日米安保条約調印。翌年4月に発効、GHQが廃止され、琉球諸島などを除いて連合国軍による占領が終了する。

1952年

ミャンマー

ビルマに国立美術学校開校

ビルマ（現ミャンマー）文化省によりラングーンとマンダレーに国立美術学校設立。

1952年

インド

ジェハンギール・アート・ギャラリー始動

ジェハンギール・アート・ギャラリーがボンベイ（現ムンバイ）にオープン

1952年

パキスタン

マヨ美術学校のシャキール・アリ

シャキール・アリがマヨ美術学校（のち国立美術大学）で教える。1961–69年には校長を務める。

1952年

インドネシア

シンガポール作家のバリ旅行

リュウ・カン、チェン・チョンスィ、チェン・ウェンシィ、チョン・スーピンのインドネシア旅行。うち約１か月はバリに滞在して制作。翌53年にシンガポールで「バリからの絵画」展を開催し大きな反響をよぶ。

1952年

2月21日バングラデシュ

ベンガル語公用語化運動

ベンガル語公用語化運動で多くの犠牲者を出し、バングラデシュ独立運動の契機となる。ムルタザ・バシールがこの事件を描いた版画を制作。

1952年

6月4日北朝鮮

「功勲芸術家」制定

最高人民会議常任委員会政令で「功勲芸術家」制定。

1953年

スリランカ

国立美術学校開校(スリランカ）

国立芸術研究所が教育省の管轄の国立美術学校と改名。J.D.A. ペレラが初代校長となる。二代校長はデイヴィッド・ペインター、三代はスタンリー・アベイシンゲ。

1953年

1月4日日本

チョ・ヤンギュ展（1953年）

韓国生まれの画家、曹良奎（チョ・ヤンギュ）個展（1.4–1.10　タケミヤ画廊／東京）開催。

1953年

10月日本

在日本朝鮮美術会創立

在日本朝鮮美術会創立。在日朝鮮文学芸術団体総聯合加盟
7月に東京、川崎、横浜で第１回展。11月に機関誌「朝鮮美術」１号刊行

1953年

10月22日ラオス

ラオスの独立

ラオス王国がフランスから完全独立。

1953年

11月カンボジア

カンボジアの独立

カンボジア王国がフランスから完全独立。

1954年

3月インド

ラリット・カラ・アカデミー開設

ラリット・カラ・アカデミーがデリーに開設。

1954年

3月インド

インド国立近代美術館開館

国立近代美術館がニューデリーに開館。

1954年

5月7日ベトナム

ディエンビエンフーの戦い

ディエンビエンフーの戦いで仏軍が壊滅。ト・ゴク・ヴァン戦死。

1954年

7月21日ベトナム

第一次インドシナ戦争終わる

ジュネーブ協定締結。仏軍が撤退し第一次インドシナ戦争が終わる。2年後に統一選挙を実施するという約束のもとに北緯17度線を暫定軍事境界線として南北が分離される。

1954年

9月東南アジア,フィリピン,タイ,パキスタン,米国,英国,フランス,その他

東南アジア条約機構（SEATO）結成

アメリカ、イギリス、フランス、パキスタン、タイ、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドの8ヵ国によって1954年9月8日に結成され1977年6月30日に解散した、西側諸国の反共軍事同盟。

1954年

12月31日ベトナム

国立美術学校（サイゴン）

画家レ・ヴァン・デがインドシナ美術学校の卒業生の仲間とともに国立美術学校をサイゴン（現ホーチミン）に設立。

1955年

日本

クァク・インシク、美術文化協会で受賞

クァク・インシク（郭仁植）、美術文化協会に招かれ同会で受賞。

1955年

2月15日日本

チョ・ヤンギュ、自由美術家協会会員

チョ・ヤンギュ、自由美術家協会会員になる

1955年

4月インドネシア

印華美術協会

インドネシアの中国系作家による印華美術協会創立。

1955年

4月18日インドネシア

バンドン会議

バンドン会議（アジア・アフリカ会議　4.18–24）開催、平和十原則を決定。反帝国主義、反植民主義、民族自決の精神と、東西両陣営に属さない第三世界を確立。

1955年

5月14日日本

横田仁郎展

横田仁郎タイ・インド風景風俗画展（5.14–5.18　白木屋／日本橋））

1955年

5月20日日本

日本国際美術展にインド作家

第3回日本国際美術展（5.20–6.5　東京都美術館）
愛知県文化会館美術館、佐世保市公会堂、そごう百貨店（大阪）、岩田屋百貨店（福岡）、高松市立美術館、渡辺翁記念館（宇部）、福屋・天満屋（広島）に巡回

1955年

6月12日日本

ニッポン展に中国版画

第３回ニッポン展（6.12–6.25　東京都美術館）
第４室で中国版画25点を特陳。

1955年

7月中国

中国で日本木刻展

「日本木刻展覧会」（7.29–8.8　中国美術家協会美術展覧館／北京）開催。中国美術家協会主催。

1955年

10月ベトナム

南ベトナム成立

米国が支援するゴー・ディン・ジエムを大統領とするベトナム共和国が南部に発足。

1956年

ミャンマー

国立美術館

国立美術館がラングーン（現・ヤンゴン）に開館。

1956年

インドネシア

森錦泉、インドネシアに戻る

森錦泉、日本からマゲランに帰る

1956年

2月11日インド

アジア美術家会議に阿部展也が出席

アジア美術家会議（2.11–2.13）
11日非公式集まり。タイのビラスリは11-12日で来たので13日出席できず。派遣はタイとイラクのみ。ベンドレがラリット・カラ・アカデミーはIAPAの条件に合わないと批判。12日からタイとイラク参加。

1956年

5月16日韓国

パク・ソボ、「反国展」宣言

パク・ソボ、4人展（東邦文化会館、5.16 – 25）で「反国展」宣言

1956年

8月10日中国

上海に美術館開館

上海美術展覧館開館。1986年10月9日に上海美術館と改称。
2012年に閉館し、旧上海万博の中国パビリオンに移動して「中華芸術宮」となる。

1956年

9月シンガポール

〈赤道芸術研究会〉結成

〈赤道芸術研究会〉結成（1972年まで）。1958-59年の最盛期には800人以上の会員を擁す。美術、文学、音楽部を有し、社会派リアリズムを推進。

1956年

9月28日日本

東パキスタン画家ザイヌル・アベディン展

ザイヌル・アベディン個展（9.28–10.3　大丸）
ロックフェラー財団の支援による12か月の世界旅行の間。２か月間に日本各地を訪れる。日本美術家連盟と毎日新聞社が後援。IAPA（国際造形芸術連盟）日本委員会が１０/16にレストラン・とうきょうにアベディンを招いて歓迎の懇談会。

1957年

ネパール

王立ネパールアカデミー創立

マヘンドラ国王により王立ネパールアカデミー創立。美術、文学、音楽の振興のため。

1957年

パキスタン

サディクエインの壁画

サディカンがカラーチー空港の壁画を制作。

1957年

ベトナム

ニャンヴァン・ザイファム事件

1956年から雑誌「ニャンヴァン（人文）」「ザイファム（佳品）」などの雑誌により共産党による文芸指導を批判し個人の自由を志向した作品・論文を発表した知識人・文芸家に、政府が逮捕・強制労働・思想改造、公職の剥奪などをおこなった事件。12月に「ニャンヴァン」発禁。これにより画家のブイ・シュアン・ファイも作品の発表が困難になる。

1957年

北朝鮮

『朝鮮美術』創刊

〈朝鮮美術家同盟〉が『朝鮮美術』創刊。ソ連式社会主義リアリズムの再検討が始まる。1967年11月17日廃刊。

1957年

日本

クァク・インシク、新エコール・ド・トウキョウ参加

クァク・インシク（郭仁植）、美術文化協会を退会、新エコール・ド・トウキョウ創立会員となる。

1957年

4月27日フィリピン

東南アジア美術家会議

フィリピン美術協会主催の「第1回東南アジア美術家会議コンペティション」開催。会議はフィリピン女子大学（4/27–30）、展覧会はノーザン・モーターズ・ショールーム（4/27–5/12）。

1957年

5月1日韓国

〈現代美術家協会〉結成

キム・チャンヨル、ハ・インドゥらを中心に〈現代美術家協会〉設立、第1回展（5.1–5.5　米国情報センター画廊／ソウル）開催。
アンフォルメル、抽象表現主義の影響を受けた作品を発表。

1957年

5月10日台湾

〈五月画会〉結成

師範大学美術系卒業生が廖継春を精神的指導者とする〈五月画会〉結成。「第1回五月画展」（中山堂／台北）開催。

1957年

5月23日日本

日本国際美術展にインド作家

第4回日本国際美術展（5.23–6.16　東京都美術館）
渡辺翁記念館（宇部）、佐世保市公会堂、そごう百貨店（大阪）、岩田屋百貨店（福岡）、福屋百貨店（広島）、高松市立美術館、オリエンタル中村百貨店（名古屋）、鶴屋百貨店（熊本）に巡回

1957年

7月18日スリランカ

スリランカで「原爆の図」展

「丸木位里・赤松俊子　原爆の図」、セイロン（現スリランカ）で開催（アートギャラリー、7/18 -28）開催。主催＝43年グループ。

（資料提供：原爆の図丸木美術館）

1957年

8月31日マレーシア

マラヤ連邦、独立

マラヤ連邦が英連邦王国として独立。

1957年

10月19日日本

クァク・インシク個展　

郭仁植個展（10.19–10.24　村松画廊）

1957年

11月9日台湾

東方画展

「第1回東方画展」（台北新聞大楼）開催。スペイン画家の作品も展示。李仲生のアトリエで学んだ作家たちによる。

1957年

11月12日日本

アジア青年美術家展

「第1回アジア青年美術家展」（11.12–11.17　渋谷・東横／東京）開催。日本文化フォーラム主催。V. S.ガイトンデとホアン・レイションにフライシュマン賞、ラマチャンドラ・ V.・サヴァント、ブット・モホタル、モハメド・キブリアがストラレム賞受賞。

1958年

ラオス

国立美術学校、開校

ラオス初の美術学校である国立美術学校創立。

1958年

パキスタン

ラホールに国立美術大学

マヨ美術学校が国立美術大学に昇格。細密画が美術の科目として登録される。

1958年

3月25日日本

フィリピン現代美術展

「フィリピン現代美術展」（3.25–4.3　ブリヂストン美術館／東京）開催。比島美術協会・駐日フィリピン大使館主催、ブリヂストン美術館・毎日新聞社・財団法人フィリピン協会後援。大阪（4.8–4.13　阪急百貨店）に巡回。

1958年

8月マレーシア

国立アートギャラリー、開館

トゥンク・アブドゥル・ラーマンによりマラヤ国立アートギャラリー（のちマレーシア国立美術館、1984年に移転）開館。

1958年

8月20日日本

キム・チャンラク展

金昌洛展（8.20–8.25　村松画廊）

1958年

10月22日北朝鮮

「千里馬」の宣伝画

『労働新聞』にクァク・フンモ作《トンム（君たち同志）は千里馬に乗ったか?》掲載。経済建設のための宣伝画として知られる。

1958年

10月27日パキスタン

アユブ・ハーンのクーデター

軍総司令官アユブ・ハーンがクーデターで実権を掌握、第2代大統領に就任。

1958年

11月28日韓国

アンフォルメル作品登場

「第4回現代美術家協会展」（11.28–12.8　徳寿宮美術館／ソウル）開催。パク・ソボらのアンフォルメル的作品が旋風を起こす。

1959年

日本

モハメド・キブリア、日本留学

バングラデシュの画家モハメッド・キブリアが東京芸術大学で学ぶ（1962年まで）。

1959年

インドネシア

バンドン工科大学

バンドン美術教育学校（1950年創立）がバンドン工科大学に改称

1959年

1月日本

〈在日朝鮮美術会〉結成

1959年

1月23日インドネシア

LEKRA文化祭

LEKRA文化祭（スリウェエダリ公園／ソロ）開催。スカルノ大統領も出席。音楽、舞踊、演劇、絵画・彫刻、ポスター、伝統衣裳、楽器などによる大型イベント。

1959年

3月23日日本

チョ・ヤンギュ展（1959年）

曹良奎作品展（3.23–3.28　村松画廊）

1959年

5月9日日本

日本国際美術展にインド作家

第5回日本国際美術展（5.9–6.2　東京都美術館）
2班で巡回　A班＝そごう百貨店（大阪）6/12–24、高松市立美術館7/1-25、八幡市立美術館8/1–15、福屋百貨店（広島）8/19–30、大丸百貨店（福岡）9/15–20、宇部市集会堂9/24–10/10、佐世保市文化館10/15–30、オリエンタル中村百貨店（名古屋）11/11–19　B班＝藤崎百貨店（仙台）9/29–10/7、丸久百貨店（山形）10/16–23、富屋百貨店（福島）11/8–18

1959年

5月30日シンガポール

初の総選挙

内政自治権を得て初の総選挙。人民行動党が大勝、リー・クアンユーが初代首相に就任。

1959年

6月7日日本

在日本朝鮮人文化グループ結成

在日本朝鮮文学芸術家同盟（文芸同）結成
在日本朝鮮美術会を発展的に解消。文学、音楽、美術、書芸、舞踊、演劇、写真、映画の専門芸術団があり、文芸部門の専門家と愛好家を在日本朝鮮文学芸術家同盟（文芸同）に網羅して芸術活動を活発に繰り広げている。

1959年

6月15日日本

バスキ・アブドゥラ油絵展

「バスキ・アブドゥラ油絵展」（6.15–6.20　三菱商事ビル／東京）開催。財団法人日本インドネシア協会・アジア文化の会主催。

1959年

11月17日北朝鮮

万寿台創作社

「万寿台創作社」創立記念日。敷地12万㎡、建物7万6,000㎡の規模。

1960年

日本

ウィダヤト、日本で学ぶ

ウィダヤト、名古屋に滞在し、陶芸、版画、造園、生け花を学ぶ。
滞日中に木版画制作。《桜》《自画像》（1962年）は現存。

1960年

1月25日日本

バングラデシュ作家、東京で個展

Kibria（モハメッド・キブリヤ）絵画・リトグラフ個展（1.25–1.30　養清堂画廊）
木版画を萩原英雄に、銅版画を駒井哲郎に学ぶ　柳澤紀子と知り合う

1960年

4月19日韓国

四月革命

学生たちによる不正選挙への抗議を受け、イ・スンマン（李承晩）政権崩壊（四月革命）。

1960年

6月日本

安保闘争

日米安保条約の改定への反対闘争が全国に広まる。

1960年

6月3日日本

東京でスリランカ絵画展

セイロン絵画展（6.3–6.5　日本堂時計店／銀座）
IAPAセイロン委員会からIAPA日本委員会の紹介　画僧ウイプラサーラ・テロ持参の97点。多く伝統的な様式による水彩　仏伝風俗画等が多い。
主催＝日本仏教賛仰会、後援＝セイロン大使館・読売新聞社・国際造形芸術連盟

1960年

10月韓国

〈60年美術家協会〉の抗議活動

「大韓民国美術展覧会」に反対する〈60年美術家協会〉のキム・デウ、キム・ミョンロ、キム・ボンテ、キム・ジョンハクがデモンストレーションのため国展初日にアンフォルメル的作品による徳寿宮の壁での野外展を開催。同時にソウル大の学生による「壁展」がチョンドン丘で開催。

1960年

10月北朝鮮

チョ・ヤンギュ、北朝鮮に帰国

1960年

11月5日日本

東京版画ビエンナーレのバングラデシュ作家

第２回東京国際版画ビエンナーレ（国立近代美術館、11/5- 12.4)

1960年

11月17日日本

スリランカ作家、東京で個展

H.A.カルナーラテネ個展（カルナラトネ）　（11.17–11.21　有楽町そごう　アートステップ）

1960年

12月ベトナム

第二次インドシナ戦争

南ベトナム解放民族戦線結成。第二次インドシナ戦争（抗米戦争）始まる。

1960年

12月24日中国

北京でインドネシア美術展

「インドネシア美術作品展覧会」（労働人民文化宮／北京）開催。
中国外文委主催。24日の開会式にはスロモ、李樺、古元が出席。東欧各地とソ連に巡回。

1960s年

モンゴル

社会主義のアップリケ

1960年代中頃、国が社会主義をテーマにアップリケ作品の制作を作家に依頼。

1961年

インドネシア

〈ブミ・タルン〉結成

アムルス・ナタルシャらが〈ブミ・タルン〉をジョグジャカルタで結成。スハルジヤ・プジャナディ、クスムルヨ、ガヤルバナ・スンビリンらが参加。

1961年

パキスタン

ズベイダ・アガによる現代美術ギャラリー

ズベイダ・アガが現代美術ギャラリーを運営（16年間継続）。

1961年

1月31日インドネシア

東南アジア連合、発足

マラヤ連邦（現・マレーシア）、フィリピン、タイにより東南アジア連合（ASA）発足。ASEANの前身。

1961年

3月日本,韓国

イ・ウーファンの活動

イ・ウーファン（李禹煥）、日本大学文理学部哲学科卒業。
韓国旅行中に軍事クーデター発生しソウルに滞在。
在日韓国人学生とともに演劇サークル「烽火」を結成。

1961年

3月22日日本

ザオ・ウーキー展

ザオ・ウーキー（趙無極）展（3.22–4.8　東京画廊）

1961年

4月北朝鮮

《千里馬銅像》完成

《千里馬銅像》完成。数10人の美術家による「集体創作」の例となる。

1961年

5月1日日本

在日コリアン合同展

祖国平和統一・南北文化交流促進　連立展（5.1–5.5　村松画廊）
主催＝在日韓国白葉同人会美術部、在日コリア美術家協会、在日本朝鮮文学芸術家同盟美術部、後援＝祖国平和統一・南北文化交流促進文化祭実行委員会

1961年

5月10日日本

東京ビエンナーレにインド作家

第6回日本国際美術展（東京ビエンナーレ）（5.10–5.30　東京都美術館）
このときから「東京ビエンナーレ」と銘うつ　2班で巡回　A班＝そごう百貨店（大阪）、高松市立美術館、大丸百貨店（福岡）、オリエンタル中村百貨店（名古屋）、八幡市立美術工芸館、佐世保市立体育館、渡辺翁記念館（宇部）、B班＝丸井百貨店（札幌）、金沢市立美術館、長岡市立厚生年金会館、秋田県民会館

1961年

5月16日韓国

パク・チョンヒ政権の始まり

パク・チョンヒ（朴正煕）がクーデターにより政権を掌握。1963年9月30日に大統領就任。

1961年

7月27日北朝鮮

「人民芸術家」制定

最高人民会議常任委員会政令で「人民芸術家」制定。北朝鮮では芸術家の最高の名誉とされる。

1962年

ネパール

初の近代絵画展

「ライン・シン・バンデル個展」（サラスワティ・サダン／カトマンズ）開催。ネパールで初の近代絵画展。　

1962年

1月日本

「在日朝鮮美術家画集」刊行

在日本朝鮮文学芸術家同盟美術部編「在日朝鮮美術家画集」刊行

1962年

2月フィリピン

フィリピン美術協会に日本・韓国作家出品

第15回フィリピン美術協会展（ノーザン・モーターズのショールーム／マニラ）
日本作家43人、韓国作家38人が出品

1962年

3月ミャンマー

クーデターで軍政始まる

ウー・ヌ首相に対して国軍最高司令官ネウィンがクーデター、国軍統治が始まる。ビルマ式社会主義路線を発表、学生運動が非合法化される。

1962年

4月21日日本

ウイダヤト個展

「ウイダヤト個展」（4.21–4.26　伊勢丹画廊／東京）開催。1960-62?年に日本に滞在したインドネシア画家。

1962年

4月23日フィリピン

フィリピンで韓国作家展

韓国現代美術展（4.23–5.30　マニラ美術館）

1962年

5月9日日本

現代日本美術展にバングラデシュ作家

第5回現代日本美術展（5.9–5.22　東京都美術館）
そごう（大阪）に巡回

1962年

8月14日日本

インドネシア作家、東京で個展

インドネシア画家ウイダヤト滞日作品発表展（8.14–8.19　伊勢丹）

1962年

10月6日日本

東京版画ビエンナーレのバングラデシュ作家

第３回東京国際版画ビエンナーレ（国立近代美術館、10/6 – 11/11）

1962年

10月8日日本

ウイダヤト版画展

地域公共団体資金募集のためのウイダヤト版画展（10.8–10.15　豊田ビル画廊）
主催＝中部日本新聞社・中部日本新聞社社会事業団・名古屋手をつなぐ親の会　後援＝名古屋市、名古屋市教育委員会、インドネシヤ大使館、アジヤ協会、海外技術協力事業団

1962年

10月20日中国,インド

第一次中印国境紛争始まる

中国・インド国境紛争（11月21日まで）。

1962年

10月26日ベトナム

サイゴン国際展に韓国作家

第１回サイゴン国際美術展（10.26–11.15）

1963年

インド

〈グループ1890〉結成

Ｊ.スワーミナタン率いる〈グループ1890〉（グラーム・モハメッド・シェイク、ジャヴァント・パテル、ジョーティ・バットら）がインドに基礎を置く芸術実践の必要性を議論。

1963年

シンガポール

〈モダンアート協会〉創立

アメリカ抽象表現主義の影響を受けたホー・ホーインらが〈モダンアート協会〉を創立、第１回展開催。

1963年

日本

ナム・ジュン・パイク、阿部修也に会う

白南準（ナム・ジュン・パイク）再来日
エンジニア阿部修也に出会い、以後阿部は技術面のよき協力者となる。

1963年

1月22日日本

東パキスタン作家個展

キブリア版画展（1.22–1.30　美松書房画廊）

1963年

4月22日日本

イ・ウーファン初個展

李禹煥個展
初の個展。

1963年

5月10日日本

東京ビエンナーレにインド作家

第7回日本国際美術展（東京ビエンナーレ）（5.10–5.30　東京都美術館）
高松市立美術館、鹿児島市立美術館、佐世保市中央公民館、オリエンタル中村百貨店（名古屋）、つるや百貨店（熊本）、藤崎百貨店（仙台）、そごう百貨店（大阪）、北九州市立八幡美術工芸館、大丸百貨店（福岡）
インド作家選考はInternational Cultural Center of Indiaによる。

1963年

7月28日台湾

イタリア、日本作家含むPUNTO国際芸術運動展

「PUNTO国際芸術運動展」（国立台湾芸術館画廊／台北）開催。イタリア作家ルチオ・フォンタナ、カステラーニ、A.カルデララ、蕭勤、李元佳、吾妻兼治郎らが出品。

1963年

9月インドネシア

インドネシア、マレーシア連邦に反対

インドネシアがマレーシア連邦の成立に反対し、暴力的な衝突が起こる。

1963年

9月16日マレーシア

マレーシア連邦結成

マラヤ連邦、シンガポール、サワラク、サバがマレーシア連邦を結成。

1963年

11月10日インドネシア

GANEFO文化祭に日本参加

GANEFO（新興国競技大会　11.10–11.13）文化祭典開催。日本美術会ほか文化代表団がインドネシアを訪問。美術部門からは松谷彊、滝平二郎、渋谷草三郎が派遣される。

1963年

11月11日日本

クァク・インシク個展

郭仁植個展（内科画廊、11/11- 16）

1963年

11月15日インドネシア

LEKRAによるGANEFOインドネシア美術展

LEKRA（民衆美術連盟）主催によりGANEFO（新興国競技大会）記念インドネシア美術展（ホテル・ドゥタ）。渋谷草三郎、滝平二郎ら観覧。

1963年

11月28日インドネシア

日本版画展

「日本版画展」（11.28–12.4　バライ・ブダヤ画廊／ジャカルタ）開催。

1964年

7月21日マレーシア

マレー人・華人が衝突した人種暴動

マレー人と華人が衝突（24日まで）、22人が死亡。

1964年

9月2日日本

ベトナム支援集会

アメリカの侵略を阻止し、ベトナム人民を支援する文化人、文化団体のつどい（全電通会館ホール）

呼びかけ団体＝日本美術会ほか　ベトナム解放戦線製作の記録映画、坂本徳松（日本ベトナム友好協会理事長）講演、各代表の意見発表。同日「アピール」発行。

1964年

9月7日日本

李禹煥個展

李禹煥個展（9.7–9.11　中央画廊）

1964年

10月8日日本

スリランカ絵画展

現代セイロン絵画展（10.8–10.24　スルガ台画廊）
東京オリンピックの折に読売新聞社正力社主の招きでセイロン政府使節団の一員として招かれたセイロン国立芸術協会会長ウィプサーラ推薦の16作家36点。

1964年

10月10日日本

東京オリンピック

第18回オリンピック競技大会（10.10–10.24）開催。

1964年

11月14日日本

東京版画ビエンナーレのタイ作家

第4回東京国際版画ビエンナーレ（国立近代美術館、11/14 – 12/20）

1965年

ネパール

ネパール美術協会設立

ビレンドラ国王によりネパール美術協会（NAFA）設立、1977年に国王が会長に就任。

1965年

台湾

反サロン写真展

「現代写真二人展」（美而廉ギャラリー／台北）開催。張照堂、鄭桑溪の二人展。張は風景のなかの無頭か仮面の人物の作品などシュルレアリスム傾向の作品を発表。

1965年

1月1日台湾

雑誌『劇場』創刊、国際的文化活動を紹介

邱剛健、荘霊、李至善が『劇場』創刊（1968年1月1日号まで）。
健全なリアリズムや抽象絵画に不満をもつ美術作家、写真家、映像作家らのグループにより、海外の映画、演劇、パフォーマンスなどを紹介。

1965年

3月中国

新居広治、訪中

新居広治、中国人民対外文化協会と中国美術家協会の招聘により日本美術活動家代表団に参加して訪中。

1965年

3月6日ベトナム

ベトナム北爆開始

米軍がベトナム北爆開始、8日にダナン上陸。

1965年

4月8日香港,日本,台湾,マレーシア,フィリピン,シンガポール,タイ,インド

初のアジア現代美術展（キャセイ）

キャセイ・パシフィック航空主催による国際巡回展「アジア現代美術展」開催。
シンガポール（4.8–?）から始まり、クアラルンプール（4.22-4.25　A.I.A.ビル）、東京（7.16–7.28　京王／新宿）、福岡（8.2-8.8　証券ビル／天神）、大阪（8.13-8.18　そごうデパートギャラリー／心斎橋）、台北、バンコク、ジェッセルトン（現コタキナバル）、マニラ、香港、カルカッタなどに巡回。

1965年

5月10日日本

東京ビエンナーレにインド、韓国作家

第8回日本国際美術展（東京ビエンナーレ）（5.10–5.30　東京都美術館）
高松市立美術館/3-31、北九州市立八幡美術館8/25-9/14、佐世保市教育会館ホール10/1-15、京都市美術館6/5-27、愛知県美術館8/7-18、佐賀県立体育館9/18-27

1965年

6月22日日本

日韓基本条約締結

日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約（日韓基本条約）締結
12月18日、ソウルで批准書が交換され発効した。
両国の学生のデモ。

1965年

7月21日日本

在日韓国作家展

全和凰個展（7.21–7.27　日動サロン）

1965年

8月インド

第二次印パ戦争

第二次インド・パキスタン戦争（9月23日まで）。

1965年

8月9日シンガポール

シンガポール、独立

シンガポールがマレーシアから離脱して独立。

1965年

9月30日インドネシア

9・30事件、反共虐殺始まる

9・30事件。軍のクーデター失敗、スハルトが軍を掌握。
共産主義者への弾圧が始まり、50万人以上が虐殺される。LEKRAは禁止され解散。LEKRAの文化人も逮捕、拷問、投獄、殺害される。

1965年

12月28日フィリピン

マルコス大統領就任

フェルディナンド・マルコスが大統領に就任（1986年2月25日まで）。

1966年

ベトナム

国立美術館、開館（ハノイ）

ベトナム国立美術館がハノイに開館。

1966年

モンゴル

国立美術館、開館（ウランバートル）

国立美術館（現・ザナバザル美術館）がウランバートルに開館。

1966年

1月19日インド

インディラ・ガンディー首相

インディラ・ガンディーが首相に就任（1977年3月24日まで）。　

1966年

2月18日台湾

『劇場』による実験映画上映会

『劇場』第1回映画上映会（台北教育センター）開催。第2回（1967.7.29）とともに、荘霊、張照堂、黄華成ら若いアマチュア作家の実験映画を上映。

1966年

3月11日インドネシア

スハルト「新秩序」体制

スカルノからスハルトへ大統領権限移譲、スハルトの「新秩序」体制が始まる。

1966年

5月中国

文化大革命が始まる

文化大革命が始まる。多くのアーティストや知識人が迫害され、文化遺産が破壊される。

1966年

10月7日日本

インド、ベトナム、韓国作品展示

東京国際美術展（10.7–10.19　京王百貨店階大催事場／新宿）

10/9-15に開催される国際美術協会の第5回国際美術会議（第5回総会）関連

1966年

10月9日日本

国際造形芸術会議にアジア作家参加

第5回国際造形芸術会議（10.9–10.15　日生会館／日比谷）
加盟54か国のうち25か国の美術家代表66人とオブザーバー78人　テーマ「東西各文化地域における美術の理解・教養の形成と美術家」　10/7-19に展覧会。

1966年

10月14日シンガポール

シンガポール作家の木版画展

「六人木刻展」（10.14–10.18　国立図書館講堂）開催。

1966年

10月21日日本

ベトナム反戦集会

ベトナム侵略反対10.21スト支援の美術家と写真家のつどい（平和と労働会館ホール）
共催＝日本美術会、美術家平和会議、自由美術、主体美術、職美、リアリズム写真集団
田村茂（写真家）スライドと話、霜田正次（作家）の「ベトナムの芸術家たちとの生活と闘い」の話、ベトナム美術の複製展示。

1966年

11月韓国

雑誌『空間』創刊

建築家のキム・スグンが建築・美術雑誌『空間』創刊。

1966年

12月4日日本

東京版画ビエンナーレのアジア作家

第５回東京国際版画ビエンナーレ（12.4–1967.1.22　国立近代美術館／東京）
主催＝国際文化振興会、国立近代美術館

1967年

マレーシア

大学に美術デザイン学科

マラ工科大学に美術デザイン学科開設。

1967年

マレーシア

マレーシア芸術研究所

マレーシア芸術研究所創立。

1967年

インド

「ネオ・タントラ」現象

アジット・ムカジーの『タントラ・アート』刊行。この頃、G.R.サントーシュ、ビレン・デらの「ネオ・タントラ」傾向が現れる。

1967年

5月10日日本

東京ビエンナーレにインド、韓国作家

第9回日本国際美術展（東京ビエンナーレ）（5.10–5.30　東京都美術館）
高松市立美術館、佐世保市中央公民館、愛知県美術館、京都市美術館、北九州市立八幡美術館、長崎県立美術博物館に巡回。

1967年

8月8日東南アジア（タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシア）

ASEAN結成

ASEAN（東南アジア諸国連合）結成。タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアが参加。

1967年

12月11日韓国

前衛的グループ展と初のパフォーマンス

「青年作家連立展」（12.11–12.16　中央公報館／ソウル）開催。〈無同人〉〈オリジン〉〈新展〉の合同展。会期中の14日、チェ・ブンヒョンのインスタレーションを使ったオ・グァンスの脚本による韓国美術史上初のパフォーマンス《ビニール傘と蝋燭のハプニング》。作家たちが美術政策の改革を要求する路上デモをおこなう。

1968年

モンゴル

モンゴル初の抽象絵画展、閉鎖

モンゴル芸術家組合による若手作家展で初めて非対象（抽象）絵画が公開される。G.ソサイ、O.ツェヴェグジャヴ、P.バルダンドルジら。しかし人民革命党により直ちに閉鎖され、組合指導者が党に召喚されて「資本主義的美術」への説明を求められる。

1968年

マレーシア

芸術大学、開校

クアラルンプール芸術大学設立。

1968年

1月30日ベトナム

テト攻勢

ベトナム南部各地で解放勢力がテト（旧正月）攻勢、一時米軍を圧倒。米国の財政悪化と国際世論により米軍は撤兵に追い込まれる。

1968年

2月11日インド

インド・トリエンナーレ始まる

「第1回インド・トリエンナーレ」（2.11–3.31　ラリット・カラ・アカデミー／デリー）開催。

1968年

2月18日日本

日本アンデパンダン展にベトナム版画

第21回日本アンデパンダン展（2.18–3.2　東京都美術館）
ベトナム版画の特陳でゴウ・ミン・カウ、ゴク・ハイウー、ダン・ドゥック、ファム・フー・ツリー、ドウオン・ゴック・カン作品を展示。　

1968年

7月19日日本

日本の国立美術館で初の韓国絵画展

「韓国現代絵画展」（7.19–9.1　東京国立近代美術館）開催。

主催: 東京国立近代美術館、大韓民国大使館
作家数: 20人. 作品数: 78点. 会期日数:39日. 会期入場者数: 8,220人. 平均入場者数: 210人
作家選考委員（美術評論家）＝崔淳雨、李慶成、林英芳、李逸、劉俊相

1969年

バングラデシュ

チッタゴン大学に美術学部

チッタゴン大学美術学部設立

1969年

マレーシア

ニュー・シーン展

「ニュー・シーン展」（ギャラリー11／クアラルンプール）開催、ハード・エッジ絵画と概念芸術的傾向をもたらす。

1969年

2月18日日本

日本アンデパンダン展にベトナム作品

第22回日本アンデパンダン展（2.18–3.2　東京都美術館）
ファム・ヴァン・ドン2点を含むベトナム民主共和国参考展示。ほか日本作家によるベトナムをテーマとする作品。小口一郎、『野に叫ぶ人々』を解説付きの37点で出品。

1969年

3月日本

李禹煥と「もの派」

李禹煥「事物から存在へ」が美術出版社芸術評論賞に入選。もの派の傾向が現れる。

1969年

3月21日日本

国際青年美術家展のアジア作家

第5回国際青年美術家展　アジア・日本展（3/21-26　西武百貨店池袋店SSSホール）

日本文化フォーラム主催。外務省、文部省、読売新聞社、美術出版社後援。
4/1-8静岡県民会館に巡回。

1969年

5月13日マレーシア

マレー人と華人が衝突

マレー人と華人が衝突（5月13日事件）、196人が死亡。

1969年

7月21日韓国

初の実験映画上映

キム・グリムらによる実験映画《1/24秒の意味》上映（アカデミー音楽室／ソウル）。途中で中断し別作品上映。

1969年

9月フィリピン

フィリピンで韓国現代美術展

韓国現代美術展（ソリダリダード・ギャラリー／マニラ）開催。

キム・グリムがキネティック作品を出品するが紛失し、2013年に再制作される。

1969年

9月フィリピン

フィリピン文化センター開館

フィリピン文化センター（CCP)がマニラにオープン。デイヴィド・メダーリャらアーティストが開幕式の間に政治的デモで抗議。

1969年

10月韓国

〈現実同人〉結成

〈現実同人〉結成。キム・ジハ執筆、オ・ユン、イム・セデク、オ・ギョンファン、カン・ミョンヒが回覧、美術評論家キム・ユンスの校閲による「現実同人第一宣言文」発表。「民衆美術」運動の源流のひとつ。

1969年

10月20日韓国

国立現代美術館、開館

韓国国立現代美術館、景福宮に開館。